長谷川/研究/脳波処理の用語など
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
|
ログイン
]
開始行:
[[長谷川/研究]]
**脳波処理の用語など [#kf98c94d]
--ERP(event-related potential、事象関連電位)・・・&br;
思考や認知の結果、計測された脳の反応。内的・外的要因に対する電気生理学的反応。
ERP は脳波によって計測される。脳磁図 (MEG) による同様の概念は event-related field (ERF) と呼ばれる
--P300・・・&br;
P300とは互いに識別可能な2種類以上の感覚刺激(聴覚・視覚・体性感覚・臭覚・味覚などなど)をランダムに呈示し、低頻度の刺激を選択的に注意させることによって、刺激後約250〜500msecという長潜時で出現する陽性電位です。
--ブレイン・マシン・インタフェース(Brain-machine Interface : BMI、脳介機装置) ・・・&br;
人と機械の意思や情報の仲介のためのプログラムや機器であるマンマシンインタフェース(人介機装置)のうち、脳波を解析して機械との間で電気信号の形で出入力するためのプログラムや機器である。出力先がコンピュータである場合にはブレイン・コンピュータ・インタフェース(Brain-computer Interface : BCI、脳介電装置)とも呼ばれる。共に想念技術の一形態である。
--カルマンフィルタ ・・・&br;
直前までの情報と、たった今取得したデータをもとに、もっとも適切な(最適な)システムの状態を推定する手法。ただし、測定値にはノイズが乗ったおり、システムの状態を占めす変数自体にもノイズが乗っているものとする。
-------------------------------------------------------------------------------
実験心理学者と精神科学者は、被験者に安定して ERP を誘発させる多くの様々な刺激を発見してきた。それらの反応のタイミングは、脳の神経連絡のタイミングや情報処理にかかる時間の計測手段になると考えられている。例えば、上記のチェッカーボード刺激による計測の場合、健常者ならば視覚野での最初の反応はだいたい 50〜70 ミリ秒後である。これは最初に眼に光が入ってから視覚刺激が脳皮質へ伝達されるまでにかかる時間を示しているように思われる。一方、P300 の反応は提示された刺激の種類(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚、など)に係わらず、300 ミリ秒前後で発生する。刺激の種類を問わないこの一般的な普遍性から、この ERP は予期せぬ刺激や認知的に重要な刺激に対する高次の認知反応を反映していると考えられている。
新規刺激に対して P300 反応が一貫して出ることにより、それに依拠したブレイン・マシン・インタフェースが構築可能となる。格子内に多くの目印を配置し、前記の理論に従って各行をランダムに光らせ、格子を見つめている被験者の P300 反応を観察する。これにより、被験者は自分が見ている刺激を知らせ、ゆっくりとだが言葉を発することができるのである。
その他、特に神経言語学研究でよく使われる ERP には ELAN、N400、P600/SPS があ
終了行:
[[長谷川/研究]]
**脳波処理の用語など [#kf98c94d]
--ERP(event-related potential、事象関連電位)・・・&br;
思考や認知の結果、計測された脳の反応。内的・外的要因に対する電気生理学的反応。
ERP は脳波によって計測される。脳磁図 (MEG) による同様の概念は event-related field (ERF) と呼ばれる
--P300・・・&br;
P300とは互いに識別可能な2種類以上の感覚刺激(聴覚・視覚・体性感覚・臭覚・味覚などなど)をランダムに呈示し、低頻度の刺激を選択的に注意させることによって、刺激後約250〜500msecという長潜時で出現する陽性電位です。
--ブレイン・マシン・インタフェース(Brain-machine Interface : BMI、脳介機装置) ・・・&br;
人と機械の意思や情報の仲介のためのプログラムや機器であるマンマシンインタフェース(人介機装置)のうち、脳波を解析して機械との間で電気信号の形で出入力するためのプログラムや機器である。出力先がコンピュータである場合にはブレイン・コンピュータ・インタフェース(Brain-computer Interface : BCI、脳介電装置)とも呼ばれる。共に想念技術の一形態である。
--カルマンフィルタ ・・・&br;
直前までの情報と、たった今取得したデータをもとに、もっとも適切な(最適な)システムの状態を推定する手法。ただし、測定値にはノイズが乗ったおり、システムの状態を占めす変数自体にもノイズが乗っているものとする。
-------------------------------------------------------------------------------
実験心理学者と精神科学者は、被験者に安定して ERP を誘発させる多くの様々な刺激を発見してきた。それらの反応のタイミングは、脳の神経連絡のタイミングや情報処理にかかる時間の計測手段になると考えられている。例えば、上記のチェッカーボード刺激による計測の場合、健常者ならば視覚野での最初の反応はだいたい 50〜70 ミリ秒後である。これは最初に眼に光が入ってから視覚刺激が脳皮質へ伝達されるまでにかかる時間を示しているように思われる。一方、P300 の反応は提示された刺激の種類(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚、など)に係わらず、300 ミリ秒前後で発生する。刺激の種類を問わないこの一般的な普遍性から、この ERP は予期せぬ刺激や認知的に重要な刺激に対する高次の認知反応を反映していると考えられている。
新規刺激に対して P300 反応が一貫して出ることにより、それに依拠したブレイン・マシン・インタフェースが構築可能となる。格子内に多くの目印を配置し、前記の理論に従って各行をランダムに光らせ、格子を見つめている被験者の P300 反応を観察する。これにより、被験者は自分が見ている刺激を知らせ、ゆっくりとだが言葉を発することができるのである。
その他、特に神経言語学研究でよく使われる ERP には ELAN、N400、P600/SPS があ
ページ名: