森/RPR2009/chapter4.7、8
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[[森/RPR2009]]
#contents
**例題の説明の訂正 [#pa930a35]
問題:L2キャッシュがL1キャッシュの4倍のブロックサイズをもつものと想定する。あるアドレスに対して、L1とL2において置き換えを引き起こすミスが起こると、どのように包含性の違反となるかしめせ。
----
L1のブロックサイズをbバイトとすると、L2のブロックサイズは4bとなる。L1は、先頭アドレスxとx+bを持つ2つのブロックを保持し、xはL2におけるブロックの先頭番地でもあるということで、L2キャッシュの1ブロックが、L1ブロックのx、x+b、x+2b、x+3bの4ブロックを保持することになる。両方のキャッシュにおいてxを保持しているブロックにマップされているブロックyに対して参照を行い、そしてミスが生じたとする。L2においてミスを起こしたので、L1がbバイト読み込みxを保持するブロックを置き換えるのに対して、L2は4bバイト分読み込み、x、x+b、x+2b、x+3bを保持するブロックを置き換える。L1は、まだx+bを保持しているが、L2では置き換えられてしまっているので包含性はなくなる
----
包含性がなくなると、L2でヒットしなかったために、本来ならL1がインバリデートされなければならないのに、されないなどの問題が生じる。
CENTER:&ref(森/RPR2009/chapter4.7、8/include.png,40%);
#comment
**前の章まで [#ucbb184b]
-コヒーレンス問題・・・2つのプロセッサが共有キャッシュを使用することにより、2つの異なった値となってしまうこと。
--コヒーレンスは、リードによってどのような値が返されるかといったことを定義する
--コンシステンシは、書き込まれた値がリードによってどの時点で返されるかを決定する。
--マイグレーションとリプリケーションでコヒーレンス問題を解決する。
--ディレクトリベース:物理メモリのブロックの共有は、ディレクトリに保持される。
--スヌーピング:物理メモリのブロックのデータのコピーを持つすべてのキャッシュも、ブロックの共有状態をコピーすることになるが、共有状態は1つにまとめて処理されるわけではない。バスあるいは、スイッチにアクセスがあったときに要求されるブロックのコピーを持っているかどうかを判断するために。その通信媒体をモニタしたりあるいはスヌープ(のぞき見)を行う。
----
-スヌーププロトコル
--書き込み時に他のコピーを無効化する。
終了行:
[[森/RPR2009]]
#contents
**例題の説明の訂正 [#pa930a35]
問題:L2キャッシュがL1キャッシュの4倍のブロックサイズをもつものと想定する。あるアドレスに対して、L1とL2において置き換えを引き起こすミスが起こると、どのように包含性の違反となるかしめせ。
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L1のブロックサイズをbバイトとすると、L2のブロックサイズは4bとなる。L1は、先頭アドレスxとx+bを持つ2つのブロックを保持し、xはL2におけるブロックの先頭番地でもあるということで、L2キャッシュの1ブロックが、L1ブロックのx、x+b、x+2b、x+3bの4ブロックを保持することになる。両方のキャッシュにおいてxを保持しているブロックにマップされているブロックyに対して参照を行い、そしてミスが生じたとする。L2においてミスを起こしたので、L1がbバイト読み込みxを保持するブロックを置き換えるのに対して、L2は4bバイト分読み込み、x、x+b、x+2b、x+3bを保持するブロックを置き換える。L1は、まだx+bを保持しているが、L2では置き換えられてしまっているので包含性はなくなる
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包含性がなくなると、L2でヒットしなかったために、本来ならL1がインバリデートされなければならないのに、されないなどの問題が生じる。
CENTER:&ref(森/RPR2009/chapter4.7、8/include.png,40%);
#comment
**前の章まで [#ucbb184b]
-コヒーレンス問題・・・2つのプロセッサが共有キャッシュを使用することにより、2つの異なった値となってしまうこと。
--コヒーレンスは、リードによってどのような値が返されるかといったことを定義する
--コンシステンシは、書き込まれた値がリードによってどの時点で返されるかを決定する。
--マイグレーションとリプリケーションでコヒーレンス問題を解決する。
--ディレクトリベース:物理メモリのブロックの共有は、ディレクトリに保持される。
--スヌーピング:物理メモリのブロックのデータのコピーを持つすべてのキャッシュも、ブロックの共有状態をコピーすることになるが、共有状態は1つにまとめて処理されるわけではない。バスあるいは、スイッチにアクセスがあったときに要求されるブロックのコピーを持っているかどうかを判断するために。その通信媒体をモニタしたりあるいはスヌープ(のぞき見)を行う。
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-スヌーププロトコル
--書き込み時に他のコピーを無効化する。
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